Nostalgic Kitchen

過去を愛しちゃ悪いかよ。な懐古厨のブログ。おもちゃ修理とか。

ポケットピカチュウカラーを修理する。その3

こんにちは、おもちゃの修理屋です。

ポケットピカチュウカラーの修理記事もその3まで来ました。この記事で完結します。

前回までの記事はこちら。

ボタンが効かない問題の修理

まずは分解します。前回がんばってナメネジに勝利したおかげでやっと分解可能になりました。

分解は精密ネジ1本でいけます。

こうして、 f:id:Michael_800:20200814204157j:plain こうして、 f:id:Michael_800:20200814204202j:plain こうじゃ! f:id:Michael_800:20200814204154j:plain

完全にバラバラになりました。

基盤の表側を見てみます。 ボタンの名前が印字されている親切な基盤です。

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この手のおもちゃのボタンが効かないのは大概が汚れによる接触不良なのですが、やはり汚れています。

右下とか明らかにカビてない?こわい。
接点復活スプレーを吹きかけて綿棒で磨きます。

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綺麗になりました。

ボタンゴムの方も綺麗にしておきます。
黒い部分が基盤に触れる導電ゴムなので、ここは特にしっかり綺麗にします。

Before f:id:Michael_800:20200814204947j:plain After f:id:Michael_800:20200814204944j:plain

カビ?は完全には落ちなかった。まあいいか。

ついでに長持ちするようラバープロテクタントのスプレーをぶっかけました。これでばっちり。

それから、動作には影響ないのですが、せっかくなのでボタン表側もクリーニングしておきましょう。

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拭いても落ちない汚れはサンドペーパーで削っちゃいます。細かいことは気にしない。

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こっちは完璧といっていいほど綺麗になりました。

動作確認

全体のクリーニングが完了したので、再組み立てして動作確認です。
めでたく全ボタンが問題なく反応することを確認できました。大成功!

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おわり

ポケットピカチュウカラー、ようやく修理完了です。道具の買い出しもあったので3日がかりの作業でした。長かった。

分解修理はボタン電池を外さざるをえないので、作業中にデータはぜんぶ消滅してます。
歩数もピカチュウの好感度もリセットされての再スタート。

今度は落とさないように、紐でベルトにくくりつけて使うとしましょう。

それではまた。