Nostalgic Kitchen

過去を愛しちゃ悪いかよ。な懐古厨のブログ。おもちゃ修理とか。

ゲームボーイソフトのボタン電池を交換する。

こんにちは、おもちゃの修理屋です。

気になるものをちょこちょこ買っていたら、いつの間にかゲームボーイソフトの山ができていました。今日はこれらのメンテをしたいと思います。

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ゲームコレクターの方の家にはホンモノの山があるのでしょうが、私はコレクターではないので砂場の小山程度です。

端子洗浄は購入時に済ませてあるので、今日は電池交換をやっていきます。

かるく説明すると、セーブ機能のあるゲームボーイソフトはボタン電池の電力でデータを保持しています。1

つまりボタン電池が切れているとセーブデータは消えます。新しくセーブをすることもできません。 よって電池交換が必要です。説明おわり。

電池残量チェック

まずは白色LEDを使って電池残量をチェックします。

ゲームボーイソフトのボタン電池はCR1616、これの電圧は3Vです。
そして手元の白色LEDの定格もだいたい3V。よってLEDの明るさによって電池残量を調べることができます。

実際に見せたほうが話がはやいと思うので写真を載せますね。

↓ ほぼ新品電池のとき。まぶしい。

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↓ やや電池が消耗しているとき。 新品に比べて光が弱いです。

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↓ 電池が切れているとき。無反応。

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簡単ですね。

調べていったところ、電池交換の必要があるソフトは3本でした。

意外に少ないですが、セーブ機能のないソフトもあるので、まあこんなもんでしょうか。

ボタン電池の交換

元々はいっている電池はCR1616ですが、私は野蛮なので型違いですが手元にあるCR2032をぶち込みます。

容量が大きいだけで同じ3Vなので大丈夫です。電池自体の大きさもちょっと大きいですが、蓋が閉まるので問題なし。

では実際に交換作業をやっていきましょう。

まずハンダゴテでハンダを解かし、吸い取り線を使って吸い取ります。

固定しているハンダがなくなったところで、マイナスドライバーを隙間に引っ掛け電池を外します。外れました。

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次は新しい電池を取り付けます。
タブ付きボタン電池の足をラジオペンチでよい具合に曲げ、ハンダで固定します。 f:id:Michael_800:20200822223241j:plain

これで完了です。

同じ要領で残りのソフト2本も電池を交換しました。

動作確認

電池が新しくなったところで、セーブ可能になったか、確認してみましょう。

先ほど電池交換したポケットラブのソフトを起動し、しばし適当に操作したのちにセーブ。再起動してデータが残っているか確認します。

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データ1が保存されていることが確認できました。これで一安心です。
ちなみに「かさはら しんや」という名前はめちゃくちゃ適当に思いつきで入力した知らない誰かです。誰だよ。

おわり

今回はゲームボーイソフトの電池交換についてお話しました。

ハンダゴテを扱えれば簡単な作業ですが、ボタン電池は熱を加えすぎると爆発することもありますので、不慣れな方はプロに依頼することをオススメします。

では、本日は以上でおしまいです。
またいつか。


  1. 新しいソフトだと稀に電池の代わりにフラッシュメモリを内蔵しているものもあるとの噂を聞きますが、目にしたことはありません。